ウォーレン・バフェット氏のForm 13Fから読み解く、今投資すべき銘柄
2022-11-23

先日、7-9月期のForm 13Fが公開されました。
「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏のForm 13Fを読み解くことで、今買うべき銘柄を解説します。
ウォーレン・バフェット氏はどんな人物?
ウォーレン・バフェットは、「投資の神様」「オマハの賢人」などと呼ばれることもある、世界的に著名な投資家です。
保険事業の収益を独自の投資理論で運用することで、資産を大きく増やし、世界の富豪になった人物です。
※より詳しく知りたい方は、下記ブログが参考になります。
・「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏の投資スタイルとは?
Form 13Fとは?
アメリカでは、1億ドル以上を運用する投資家は、四半期ごとに、保有銘柄についての報告書(Form 13F)を、アメリカ証券取引委員会(SEC)に提出することが義務づけられています。
提出したForm 13Fは公開され、世界中の人が閲覧できるため、バフェット氏などの有名投資家のForm 13Fは、多くの人が注目しています。
バフェット氏はどんな銘柄を買ってる?
直近のForm 13Fを読み解くと、バフェット氏が今後値上がりすると考えている銘柄がわかります。
今回は、石油株の買い増しと、TSMCの新規購入が大きなポイントです。
(1)石油株の買い増し
バフェット氏は以前から、石油大手のシェブロンと、石油・天然ガス大手のオキシデンタル・ペトロリアムの株式を保有していますが、7-9月期も買い増しています。
実は、インフレによって石油企業は大きな収益を得ることができるので、バフェット氏は今後もインフレが続き、石油企業の収益が伸び続けると考えているのでしょう。
※インフレ時に石油企業が儲かる仕組みは下記YouTubeで解説しています。
なお、シェブロンの株価は1年で60%の上昇、オキシデンタル・ペトロリアムの株価は1年で133%も上昇しており、インフレ時の石油銘柄の強さを示しています。
(2)TSMCの新規購入
今回、バフェット氏は新しく、半導体受託製造の最大手であるTSMCの株式を購入しています。
TSMCは、世界最高レベルの線幅5nmの半導体を製造できる能力を持っており、同等の技術力を持つのは世界でも、サムスン電子(韓国)とTSMC(台湾)の2社だけです。
その技術力を求め、AppleやNVIDIAなどの世界トップ企業から半導体製造を請け負っています。
直近では1年で31%ほど株価を下げているTSMCですが、世界の半導体需要は伸び続けており、今が一番安く買えるタイミングだと判断したのでしょう。
(バフェット氏のForm 13F公開後、TSMCは株価が上がり始めています。)
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